2017.11.15【スタッフ情報】
10月終盤はまさかの連続台風に週末を狙い撃ちされ
前回ご案内したSPAマラソンが中止となってしまいましたが
まだまだ秋は終っておりません。台風とともに秋雨前線が去り、
晴天と気温差により朝霧のシーズンに突入しました。
朝霧は昼夜の温度差が大きかった日の翌日に晴天だと発生しやすく
濃い時は視界が10メートル程度の状態が8時過ぎまで続きます。
日が昇ってくると霧が溶け始め由布岳が山頂から徐々に姿を現し、
晴れ際に薄く霧を纏う姿は温泉に浸かっているようにも見えます。
そして盆地である由布院には別の視点からの楽しみ方も存在します。
盆地いっぱいに広がった霧を上側から見渡す「雲海」です。
町を包む霧を山側から見ると白い世界の天井がゆっくりと波打ち
まさに町が雲の海の中に沈んでいるのだと感じられます。
さらにもうひとつ、由布院ならではとされる風景が「霧盆」です。
湧き水に温泉が混ざる金鱗湖は水温が非常に高い場所があり
寒い日は湯気のように水面から霧が立ち昇るようになります。
その霧が湖一面を覆う姿が「霧盆」と呼ばれ風物詩となっています。
自然現象なのでこの日に来ればというご案内は出来ませんが
この時期にお越しの際は少し早起きしてみることをおすすめしています。
とはいえ自然現象はどうしても恩恵ばかりとはいきません。
視界が狭くなり自動車、歩行者ともに見落としの危険が発生します。
つい急いで動きたくもなりますが安全第一でお楽しみ下さいませ。